自慢話

 

これは俺が通っていた地元の中学の話。

仙台のThe・田舎って感じの中学校。

 

別に勉強も好きじゃなかったし、友達も特別多くなかったし、

「今日もだりーなー」なんて思いながら校庭を眺めては、外では楽しそうに体育の授業を受けてる声が聞こえてた。

どこかでうらやましい気持ちがありながらも、何となく一緒にはしゃぐ勇気もなくて、

ずっと自分の殻に閉じこもっては、ため息ばかりついてるような毎日。

 

急に校内アナウンスが流れた。

「緊急集会があります。みなさん直ちに体育館へ集合してください。」

 

授業中なのに集会?今までそんなことなかったし、何か事件でもあったのか?

いざ体育館に行ってみるとやはり誰も身に覚えがないようで、異様な雰囲気に包まれていた。

それに壇上の幕も窓のカーテンも全部閉め切られていて、いつもの開放的な体育館はそこにはなかった。

いったい何が行われるのか。恐怖心さえ覚えた。

時間だけが過ぎていく・・・

 

「!!!」

 

急に電気が消えた!

何が起こった?恐怖に満ちた女子の叫び声が聞こえる。

 

たちまち壇上の幕が上がり始める。

皆が一斉に壇上に注目する。体育館は驚くほど静まり返っていた。

 

壇上にはサングラスをかけた黒人が一人。

ピアノの椅子に腰掛けている。

 

「あれ、何か見たことあるような・・・・」

「!!!」

 

「スティーヴィー・ワンダーだ!」

 

一瞬時間がとまり、会場は歓喜の渦に包まれる。

 

 

何故あのスティーヴィー・ワンダーが仙台の田舎の中学校に来たのか。

感動の秘話はまた今度!

 

kazu

2015.2.20

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